「婚活」とは、結婚を前提とした出会いを求めて積極的に行動することを意味します。結婚相談所やマッチングアプリへの登録、婚活イベントへの参加、友人からの紹介など、その手段は人それぞれです。
しかし、一見シンプルなようでいて、婚活には時間や気力が必要で、理想とのギャップに悩むこともあります。恋活とは異なり、生涯のパートナーを見つける活動だからこそ、自分自身としっかり向き合うことが大切です。
本記事では、婚活の基本を解説。さらに成功に向けた心構えやポイントを紹介します。
婚活とは?
婚活とは、「結婚活動」を略した言葉です。結婚相手を探すため、結婚相談所やマッチングアプリの登録をしたり、友人に紹介をお願いしたりするなど、すべての活動を指します。混同されがちな言葉に「恋活」がありますが、こちらはただ恋愛する相手を探すだけの活動です。
活動期間はさまざまで、1~2か月ほどで相手が見つかる人もいれば、3~5年など長期間活動している人もいます。いつまでに活動が終わるという具体的な目安がないため、「婚活疲れ」によって活動を断念する方もいるようです。
婚活における心構えとは?
婚活は終わる時期が見えないため、活動中に苦しくなってしまうことも。壁にぶつかったときでも進んでいけるよう、事前に心構えをしておくことが大切です。ここでは、その具体的な内容を解説しましょう。
自分自身を分析する
婚活を成功に導くためには、自分自身の強みや価値観を知ることが大切です。この部分がうまく整理できずに活動を続けると、相手に合わせすぎてしまったり、依存してしまったりすることも。活動を始める前に、次の手順で自己理解を深めましょう。
- 自分が大切にしていることや、譲れないこと、許せないことを1つずつ書いてみる
- 自分が自信をもてることを詳しく書き出し、相手に伝えられるようにする
これらの作業により、自分の価値観が整理できます。好意をもった相手がいたとしても、どうしても譲れない部分があるなら、お断りする勇気をもつのが大切です。
上手くいかない時期はある
婚活とは、生涯を共にするパートナーを探すことです。多くの方が、とても真剣に・慎重に活動をしています。そのため、マッチングしたとても会話が続かなかったり、自分が好意を寄せた相手に断られたりすることは多いもの。
大切なのは、上手くいかなかったときに「自分がだめだから」と思わないことです。原因は自分にあると責めるのではなく、次につなげるんだと気持ちを切り替えましょう。
失敗を次につなげる
婚活では、失敗がつきものです。いつまでも落ち込まず、原因を分析してみましょう。努力で改善できることと、改善できないことを区別して考えることが大切です。
たとえば、努力で改善しにくいものは次のようなものがあります。
- 家族構成
- 職業や家柄
- 身長など見た目
このようなことが原因で相手から断られたときは、あなた自身に原因があるわけではありません。また、改善しなくても、受け入れてくれる、条件とマッチする相手はいるはずです。
結婚はゴールではない
活動が長くなるにつれてありがちなのが、結婚をゴールだと考えてしまうことです。目的が結婚になってしまうとそこで燃え尽きてしまったり、具体手に生活していく方法まで考えが及ばなかったりします。
相手を見つけて、結婚することはとても重要でしょう。しかし、実際には、結婚は始まりにすぎません。条件で頭をいっぱいにせずに、結婚後の生活も考えたうえで、婚活に臨みましょう。
まとめ
婚活は、結婚という大きな決断に向けて、自分と相手の価値観をすり合わせながら進める真剣な活動です。うまくいかない時期も当然ありますが、それを「失敗」ととらえず、経験として次に活かすことが大切です。
また、結婚はゴールではなく、その先の生活が本当のスタートです。理想の条件だけにとらわれすぎず、相手とどんな人生を築きたいかを軸にすることで、より良い出会いにつながるはず。焦らず、自分らしく、準備を整えて婚活に取り組んでいきましょう。